社長の毎日

菅総理の辞任が決定的になり、民主党の代表選が話題になってきた。最近の首相は、ずっと短命に終わってしまっているので、今度はなるべく長く政権を維持して欲しいとは思う。


なぜ、このところ短命政権が続いているのかと少しずつ考えると、一番の大きな原因は、衆参のねじれ国会にある。では、ねじれ国会を生み出したのは何かと言えば、世論の流れが選挙のたびに大きく変わってしまうこと。
最近の選挙は、衆議院選と参議院選を交互に繰り返しているが、前回の勝者が次は大敗するというパターンになっている。


世論がそんなに動きやすいのは、政治のことを報道しすぎなのでは、と最近思う。もしも、会社の社長が、毎日、細かいことまで見解を求められて、それに答えるのを社員が見ていたら、おそらく大半の社長は、支持を失う。
普段は、何をやっているのかもわからないくらい雲の上にいて、たまに「お言葉」があるくらいが、ちょうどいい。


たまにしか会わない恋人関係から、毎日顔を合わせる夫婦関係になった途端、いきなり色んな感情が変わることもある。距離感は近ければいい、というものでもない。