上下の規律

なでしこジャパンの選手が、合コンで「チームの上下関係がとても厳しい」といった色んな暴露話をして話題になっていた。まあこの話自体は、ちょっとしたゴシップ的な話なのだが、ふと厳しい上下関係があった方が、チームは強くなるのではないかな、と思った。


部活やサークルにも色々あるが、実力があるチームの方が、先輩後輩の上下関係がきびしいような気がする。三年生も一年生も仲良く、和気あいあいとやっているチームは、なぜかあまり強そうな気がしない。


同じことは国家単位でも言えるのかもしれない。こう書くと民主主義批判のような感じになってしまうが、ある程度、支配階級と被支配階級が、明確に分かれていた方が、集団としてまとまりやすい と思う。チームのキャプテンが練習方針を決めるたびに、メンバーから批判されていては、一向に強くならないのと同様に、国家の指導者が何か方針を決めたときには、ある程度、(異論があっても)黙って従う、といった形でないと、いつまで経っても方針が定まらない。


もちろん、仲良しサークル的なところで楽しくやる、という選択肢もある。だが、体育会系の規律が固い国と、サークル的なゆるい規律の国が、同じ土俵で戦ったら、どちらが勝つかは明白な気がする。