優先順位より期限

やることリストというのを作っている人は多い。その項目の中に、優先順位とか優先度とかいったものを入れている人も少なくはないと思う。
ただ僕は、基本的に自分個人のやることリストでも、プロジェクトのToDoリストでも、あまりこういった項目を作らない。


これは、僕の仕事術の師匠からの受け売りなのだが、当時の僕と師匠とのやり取りを書いてみる。
師匠「この優先度低って、どういうこと?やらなくていいの?」
僕「いや、そのうちやる必要はあるのですが、今は他に重要なことが色々ありまして」
師匠「そのうちっていつ?放っておくと、知らぬ間に優先度が高くなったりしないの?」
師匠「今はやらなくていいのはわかるけど、かなり先日付でもいいから、期限を決めなよ。期限を入れられないくらいに、どうでもいいことなら、やらなくて済むように調整しな」


というやり取りを経て、僕は基本的に期限だけをベースに、やることを管理している。
どうしても期限を決められないときは、「期限をいついつまでに決める」というタスクにしている。


その師匠の言葉をもう一つ最後に書くと、「プロっていうのは、言い訳をしない人のことを言うんだ。期限間際に、体調を崩すかもしれない、もしかしたら身内に不幸があるかもしれない。でも、他人がどんなに「しょうがないよ」と言ってくれる状況でも、言い訳をせず、その可能性を考慮に入れて手を打っておくのが、プロなんだ」
期限を英訳すると、deadlineという。個人的には、語感にこれぐらいの緊張感があっていい。