営業の奥義

すごい営業マンが書いた「営業の奥義」のような本は、結構多く出版されている。僕は、営業職ではないのだが、たまにこういった本を読むことがある。


結構、面白い本が多いのだが、内容は細かい行動改善が大半を占める。売れないことに悩んでいる営業マンが、こういう本を読むと、「本当にこんなことをするだけで、売れるようになるのか」と感じるのではないかと思う。


例えば、「常に白いシャツしか着ない」とか、「アポイントの30分前には、現地付近に待機しておく」といった類の内容である。そんなことをしなくても、売れている人はいるし、こんなことだけすれば売れるというものでもないのは確かだろう。
ただ、最も重要なのは、いかに顧客の気持ちを汲み取れるかなのだと思う。本を書くような営業マンにとっては、その気持ちを汲み取っていった結果のアクションが、「白いシャツしか着ない」などということなのだろう。


結果のアクションを徹底的にまねるだけでも、効果はあるかもしれない。だが、最も有効なのは、「この人は、何を考えて、こういうアクションを取ったのだろう」と考えることかなと思う。根底のマインドさえ身につけば、あとは自分なりのアクションを取るだけで、きっと売れる営業マンになれる。