can't because or can if

人に頼られる人と、頼ってもらえない人とがいるが、この違いを生み出しているのは、能力よりもその人のマインドの部分が大きいと思う。


そのマインドの違いを顕著に表しているのが、同じような状況になったときに「こうなっているから、できない」と答えるか、「こうなっていれば、できる」と答えるかということ。一見、同じような回答にも見えるが、発言者のマインドは全く違う。


前者は基本的にやらないという方向で考えているから、たとえその障害がなくなったとしても、違う障害を探し出す。
後者は基本的にやる方向で考えているから、完全にその障害がなくならなくても、代替手段を与えてあげれば、実行する。


人に頼られると面倒臭いこともあるが、頼られた人には別の機会に頼みやすくなるし、何かあったときに、自分を応援してくれることにもなる。
そういう些細なことの積み重ねが、発言力や交渉力を作るのであって、交渉の場で怒鳴り散らすことが、交渉力の物差しではない。