How do you say that?

人に何かを言われて、癪にさわったり、腹を立てたりするということは、誰にもあると思う。
僕は、それほど怒りっぽい方ではないと思っているが、それでもむかっとくることは少なくはない。


ただ、こういう場合のことを思い出してみると、言われたことそのものよりも、言われ方に腹を立てるケースがほとんど。
同じようなことを言われても、違う人に言われると、別に何とも思わないようなことも多い。


逆の立場で考えると、自分の言ったことが言い方を誤ったばかりに、他人の感情を逆撫でたり、傷付けたりしていることも少なくないのだと思う。
人間はコンピューターではない。相手がコンピューターであれば、何を伝えるかだけが重要だが、相手が人間である以上、何を伝えるかということと同じくらい、どう伝えるかが重要なのだと思う。


徳川家康が天下を取れたのは、諸大名の石田三成に対する嫌悪を生かしたからだと言われる。
結局、最終的に物事を決めるのは、緻密な論理よりも、人の感情であることが多い。言い方で損をしないように、気を付けようと思う今日この頃。