でも禁止

「デモ」の打ち間違えではなく、接続詞の「でも」のこと。
職場や身の回りでも、よく怒られる人というのがいるのだけど、そういう人を見ていると、やってしまった行為そのものよりも、その後の釈明や余計な一言で、火に油を注いでいることが多い。


その、火に油を最も注ぐキーワードが、「でも、・・・」だと思う。怒られている本人としては、色々言いたいことはあるのだろうし、もちろん仕事のミスなどは、100%がその人の責任ということは珍しくて、他にも原因があることは多い。


ただ、だからと言って「でも、◯◯がXXだったから、」とか言うことで、いいことは一つもない。言い訳をして絶対に勝てるという見込がないのなら、黙って「すみません。もっと自分が気をつけるべきでした」と言っておいた方が、相手の怒りも大きくならないし、「他にも原因があったのだし、仕方ないな」と相手が斟酌してくれることもある。


よく似たシチュエーションとして、よく知らないことを問われたときに、適当に知ったかぶりをすると、被害が大きくなる。「よくわかってないんですよ」と明るく言えると、丁寧に教えてもらえることも多い。


ミスをした自分や、物事を知らない自分を受け入れてあげれば、「今度はミスしないようにしよう」とか「本でも読んで知識を増やしてみよう」という気持ちも起きてくる。哲学で「無知の知」なんて言葉もあったしね。