難問

野球をほとんど知らない人に、「プロ野球で話題になってるマジックナンバーって何?」と聞かれた。


説明しようとしたのだが、これがとても難しい。
考えた末、「2位以下のチームが残り試合に全て勝ったという前提で、1位のチームがあと何勝すれば優勝できるかを表した数字」と答えたが、相手はわかったようなわからないような顔をしていた。


どういう条件で点灯するのか、どうなると数字が減っていくのかなど色々説明すべきことがあり、きちんと理解しようとすると、結構難しい概念だと思う。だけど、多くの人が特に疑問を持つこともなく、共通認識として定着している。小学生でも「阪神のマジックはあといくつ」なんて話をする。


つまり、正確に理解できていなくても日常の会話くらいはできるし、相手が求めていた説明はそのレベルのものだったということに後で気付いた。


とすると、「優勝が近付いてくることを知らせてくれる数字」くらいの説明が、あの場面では正解だったのだろうなぁ。
相手の理解を得るという意味では、正確な説明が必ずしも正解にはならない。世の中、難しい・・・。