フォーカス・リーディング

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

以前に速読教室へ行っていたこともあって、本を読むことは平均的な人より早いのだが、何か参考になればと思って読んでみた。


この本は、単に速読法を解説するというよりは、「そもそも本を何のために読むのか」といったところから考察している点が面白い。よく「こんな分厚い本を読み切った」とか「一ヶ月に何冊読んだ」ということを誇る人がいるが、読書というのはそれ自体では何の意味もなく、そこから何を得たかが重要ということを再認識させられた。


レーニング編の中には「本は正座して読むべし」など、ちょっと「おいおい・・・」と思える内容もあったが、参考になった内容も多かった。その中でも「本の中見出しや小見出しはしっかり読んで理解するべき」というのは、今後生かしていきたい。
これまでは、いかに短時間で多くの文字数を読むかということを目標にしてきたところがあった。しかし、見出しをしっかり読むことで、その段落の内容をおおよそつかむことができ、トータルでのスピードは向上するということが実感できた。


この本自体は、文字数もさほど多くなくさらっと読めるので、「もう少し本を早く読めたらなぁ」と思っている人は読んでみるといいかも。