スペシャリスト志向になりきれない

短所をなくす方が好きか、長所をより伸ばす方が好きかと聞かれると、僕は確実に前者が好きだ。
ゼネラリストの価値低下が言われて久しいし、専門性を高めなければいけないのはわかっている。それでも、自分の弱点を認識しつつ放置するというのが、なかなかできない。


この性癖(?)は昔からで、受験勉強でも苦手な教科をかなり重点的に勉強した覚えがある。そのおかげで受験では入試科目数が多ければ多いほど、自分にとって有利になった。


仕事でも周囲の人より自分が劣っているものを見つけると、何とかその人から吸収して追いつきたいと思う。その吸収力は人並み以上だと思うのだが、いかんせん「自分はこの道で行く!」というのがなかなか決めきれない。


ある一部分だけ天才的で、その他は全くダメという人を尊敬はしても、自分がそうなりたいとはあまり思えない。ただ社会的に評価をされる天才というのは、得てしてどこか欠落しているものだったりもする。
能力のバランスでは誰にも負けないという人を目指そうかなと思っているけど、果たしてそんな人に価値があるのか、そもそもそんな人になれるのか。悩みは尽きない今日この頃(笑)。