人の一生=電車1両?


昨日から新年度ということで、多くの会社で入社式が行われた。入社式には社長の挨拶というのが付きもので、主に新入社員の士気を鼓舞する内容のものが多い。


そんな中、士気を鼓舞するはずがちょっと失敗しちゃったものもあった。
昔、東急電鉄の社長が、入社式の挨拶で「君たちに一生払う給料を合わせると電車の車両が1両買える。会社はそれだけの投資をしてるのだから 頑張って欲しい」という趣旨の話をした。
電車1両の値段は約2億円(詳しくはこちら)で、平均年収を600万とすると35年で2億1000万円なので、内容としては正しい。


経営者から見れば車両を買うことは大きな投資だが、前日まで学生だった人達にとっては電車なんて日常の乗り物。「一生働いても、車両1両にしかならないのかよ」と入社早々、沈んだ空気になったらしい。


社会人になって、仕事で扱うお金とプライベートで扱うお金が桁違いなことには、多くの人がびっくりすると思う。毎日、億単位の取引をしてても、給与明細は万単位なんてのはよくある話。
とはいえ一生働いても車両1両にしかならないのはやはり悲しい。なので新入社員の皆様、ジャンボ機1機(約200億円)分くらい稼いでやるというくらいの気概でいきましょう!