愛されていると感じるのはどんなとき?

自分で言うのもなんだけど、僕の父親はとてもいい人だ。どんなにいい人かって言うと、「来週、車貸してね」と言っておくと、黙ってガソリンを満タンにして洗車もしておいてくれたような人だった。


そんなことだけではなく、本当に家族を愛してくれていて、家族みんなもそれを実感してた。
そんな父親のことを思い出して、ふと「人はどんなときに自分が愛されてると感じるのだろう」と考えた。


色々あるのだろうけど、その1つは「見返りや代償を全く求められずに、何かをしてもらったとき」ではないかなと思う。僕が父親からしてもらったこともそうだったし、友達が父親になったときに「子供には純粋に何かをしてあげたいって思う」と言っていた。


それが正しいとすると、自分が相手を愛していると示すためには、その相手に見返りや代償を求めずに何かをしてあげるということが必要になる。愛しているかどうかということとは別で、あくまでも相手にそれを感じてもらえるかどうかということなので、そこは誤解なきよう。
これが正直、かなり難しい。自分が相手に何かをしたら、相手からも何かをしてもらいたいと思ってしまう。その何かが得られなければ腹が立つこともある。


見返りや代償を求めている限り、それは愛情から出た行為ではなく単なる自己満足なのかもしれない。まだまだ人間的な大きさで、父親には及ばないなと思った今日この頃。