聞く、笑う、ツナグ。

聞く 笑う、ツナグ。

聞く 笑う、ツナグ。

めざましテレビに出ていた時代から、僕は高島彩さんをとても尊敬していて、そんな彼女の本が出たというので、少しミーハー気分で読んでみた。読んでみると、いい意味でとても期待を裏切られた。ミーハーなファンを満足させる要素はあまりないのだが、他人に対してどういう気持ちを持つべきか、自分をどう律するべきかといった示唆を色々与えてくれ、しかも優しい言葉でじんわりと心に入ってくるようなそんな一冊だった。


もともと彼女を尊敬するようになったきっかけは、めざましテレビ内での天才的な仕切りを目にしてだった。仕事柄、僕は打ち合わせを仕切ったりすることが多いのだが、色々やり方に悩むことも多く、そんなときに彼女を見て、「これが一つの理想の仕切りだな」と思った記憶がある。
ただ、そんな天才肌に見える彼女も、日々色々悩んで成長していったのだなということが、この本でよくわかる。


そして、この本を読んで一番感じたのは、彼女は他人からの指摘や示唆をどんなものでも真摯に受け止め、自分を向上させる糧にしきたのだなということ。新人の頃でもこういう姿勢でいるのは難しいのに、トップアナウンサーとして地位を確立してからも、そういった姿勢を保ち続けてきたということは本当に尊敬できる。この本の一つ一つの示唆より、この真摯な姿勢を見習っていきたいなあと思う。


ブロガーとしては、僕の文章はどうも説教臭くなってしまうことが多いので、どうしたらこんな感じのほんわかした文章になるのかという点が気になるが、それは文章技術ではなく人間性の問題だろうな(笑)。