デスノート読んだ

DEATH NOTE デスノート(1)〜(13)
著者:大場 つぐみ(原作)、小畑 健(画)
出版社:集英社


ほんと今更・・・だけど、『デスノート』を友達から借りて全巻読んだ。少年マンガ12巻なんてあっという間に読めるだろうと思って借りたら、内容とセリフがとても濃く、読むのに週末2回かかった(笑)。

天才同士の駆け引きという少年マンガ的な要素もあるけど、全体としてテーマも深いし、ストーリーもしっかりしている。個人的には『寄生獣』以来の完成度の高さだったと思う。

「悪人を私的に処刑するのが罪か」というのは非常に考えさせられる。
もしも日本の刑法が「殺人・強盗は理由を問わず死刑」となったとしたら、どうなるのだろう。今の刑法は犯罪者の更生ということを重視して作られている。しかし殺人を犯した人が更生するより、刑を重くしてでも何の罪もない人が殺されないようにする方が社会的に意味があると僕は思う。

単純に語れる問題ではないし、刑を重くすることによる色々な影響を考えなければいけないと思うけど、少なくともガソリンを数日間安くするなんてことよりは、議論する意義がある問題だと思うけどな〜。